378 自社商品の販売目的は何なのか?
2009-02-21 (土)
自社商品のホームページを開設してみて、気づいたことがあります。
単純なことかもしれませんが、「なぜ、その商品を販売しようと 思ったのか?」という販売の原点を今一度思い直したということです。
M’s FACTORYでは、財務に関するコンサルティング業務を 主要サービスとして提供しています。
当然、ホームページの中でもその商品そのものの内容について、 詳細を記載するなどして、ホームページを閲覧してくださる方々に サービス内容の詳細をお伝えしようと日々、レイアウトや記載内容の 改善を図っています。
それ自体は、とても大切なことですし、今後も引き続き行わなければ ならないことですが、そのことばかりにとらわれていると、いつしか その商品・サービス自体の販売目的を見失ってしまう可能性があります。
ごくごく単純で、基本的なことかもしれませんが、「なぜ、その商品・ サービスを販売しようと思ったのか?」その原点に迫ることが、重要で はないかと思うのです。
私自身が、「中小企業の財務」というジャンルにこだわり、それに 関連するサービスを提供してきた経緯は、経営者の方々に、「客観的に 自社を評価できる『数字』を使って、自社がおかれている状況を把握し、 その上で適切な経営判断を行って、より健全な経営を行って欲しい」 という想いがあったからです。
となると、「財務に関するサービスを販売する」のは手段でしかなく、 目的は「中小企業の経営者が、健全な経営を行える手助けをすること」 となります。
こうして、目的を再確認できると、なんか気分がスッキリしますし、 商品ホームページの内容についても、改めて全体像が見えてきますよね。
皆さんの会社でも、いろんなホームページやブログ、またはDMなど、 商品・サービスに関連していろんな販売ツールを活用しておられると 思いますが、この機会に、今一度その目的を再確認してみては、 いかがでしょうか。
今の厳しい経済環境だからこそ、今一度、自社商品の販売目的を 見直す価値は、十分にあると思います。
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プロフィール
財務マネジメント株式会社 代表
森岡寛
高知県高知市出身。実家が製麺卸売業を営んでいることから、幼少期より経営に関心を抱く。
近畿大学在学中は会計学研究会に所属し、管理会計の研究に従事。大学卒業後、大阪市内の大手会計事務所に勤務。入社3年目から経営幹部に抜擢され、以後2年半にわたり、部署売上目標を全て達成。実務面では、税務・経営・人事コンサルティングを担当する中で、中小企業の財務の重要性を実感して退社・起業。
起業後は中小企業に特化して、チャットとWEB会議で完結する財務改善コンサルティングを提供している。
著書に『マンガで入門!会社の数字が面白いほどわかる本』、『社長のための黒字の教科書』『マンガで入門!管理会計が面白いほどわかる本』(ダイヤモンド社)がある。
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マンガで入門!
管理会計が面白いほどわかる本
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小さな会社の財務改善70のテクニック
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ダイヤモンドオンライン
2016年11月8日~12月8日
「マンガでわかる!管理会計の基本」
- 第1回 なんで私が大阪のエリアマネジャーに!?
- 第2回 なんで私が大阪のエリアマネジャーに!?(2)
- 第3回 正しい売上、正しいコスト、正しい利益って?(1)
- 第4回 正しい売上、正しいコスト、正しい利益って?(2)
- 第5回 正しい売上、正しいコスト、正しい利益って?(3)
- 第6回 正しい売上、正しいコスト、正しい利益って?(4)
- 第7回 管理会計をどのように活用するかが、業績改善のカギ
- 第8回 売上、コスト、利益を「正しい数字」で把握できているか?
- 第9回 変動費は「率」で、固定費は「額」で管理すれば、業績の把握と管理が正確にできる
- 第10回 売上高の大きい商品や店舗、営業社員が、売れ筋商品や優良店舗、優績社員とはかぎらない
- https://diamond.jp/category/s-kanrikaikei
ダイヤモンドオンライン
2014年2月19日~28日
【社長のための黒字の教科書】
ダイヤモンドオンライン
2012年6月7日~6月21日
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