366 目標設定を「円」から「件」に変えてみる
2008-12-04 (木)
昨日、一昨日とRICOHセミナーに参加してきました。
いろいろ、経営に役立つお話が聞けて、たくさんの気づきが得られました。
その中でも、印象に残ったのが、「目標数値を『円』から他の項目に変えてみる」 というものです。
というのも、一般社員や幹部の方々の中には、『円』で目標を言われても ピンとこないけれども、『件』『人』『社』『台』といったように、置き換えることで 目標が実感しやすい人が多いということです。
『件』…今月の目標や○○件のお客様を開拓しよう!
『人』…今月は、○○人のお客様に来店してもらおう!
『社』…今月は、○○社を訪問しよう!
『台』…今月は、○○台を販売目標にしよう!
確かにそうですね。
やはり、金額で言われるより、具体的な行動計画として イメージしやすく、実感しやすいのかもしれません。
また、これに加えて、「利益を追求する経営」ではなく、 「理念を追求する経営」という言葉も印象に残りました。
やはり『予算や資金繰り計画は、目的達成のための手段である』 ということを忘れてはいけませんね。
ちょうど、自社の経営理念の見直しを進めていたところでしたので、 ツイてるな~!と勝手に喜んでいます(笑)。
私から見て、思うように業績が上がっていない会社は、経営者自らが 理念ではなく、利益の追求が目的になっているような気がします。
逆に、業績が順調に伸びている会社は、あくまで理念の追求を 目的として活動しているので、その結果、利益が出ていますね。
みなさんの会社では、経営者である自分自身をはじめ、社員に 経営理念が浸透していますか?
経営理念を創ること、そしてその経営理念を浸透させること、 これこそが経営者の仕事だということを、しっかりと受け止めて 会社経営に臨みましょう。
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プロフィール
財務マネジメント株式会社 代表
森岡寛
高知県高知市出身。実家が製麺卸売業を営んでいることから、幼少期より経営に関心を抱く。
近畿大学在学中は会計学研究会に所属し、管理会計の研究に従事。大学卒業後、大阪市内の大手会計事務所に勤務。入社3年目から経営幹部に抜擢され、以後2年半にわたり、部署売上目標を全て達成。実務面では、税務・経営・人事コンサルティングを担当する中で、中小企業の財務の重要性を実感して退社・起業。
起業後は中小企業に特化して、チャットとWEB会議で完結する財務改善コンサルティングを提供している。
著書に『マンガで入門!会社の数字が面白いほどわかる本』、『社長のための黒字の教科書』『マンガで入門!管理会計が面白いほどわかる本』(ダイヤモンド社)がある。
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