403 業界の常識を疑う
2009-06-05 (金)
先日、とある飲食店経営者とお会いし、いろいろとお話をさせて頂く 機会がありました。
その経営者は、飲食店といっても、同じ商品を扱う飲食店を展開する のではなく、一店舗ごとに異なった商品、異なった食材を使った飲食店 経営にチャレンジしておられます。
当然、経験のない食材を扱うわけですから、最初は0からのスタート になります。もちろん、最初は経験者の方にアドバイスを求めて、 オープンまでこぎつけるとのこと。
面白いのは、そこからで、オープン後は、出てきた数字をもとに問題点を 分析して、いろんな改善活動を開始されるそうです。
「今までより美味しくして、なおかつコストを下げてみよう!」という一見 単純な考え方ですが、私自身もお話を聞いてみて、感心できる内容ばかりでした。
1)オープン時の損益は、黒字であろうと赤字であろうと、最初の目安(基準値) でしかない。そこからどう改善するか、その改善幅が大きい会社が伸びる会社。
2)料理人目線で考えると、コスト削減は難しい。料理人は専門家・職人で ある一方、業界の常識に無意識のうちに捕らわれている傾向がある。 素人目線で、商品自体の材料や作り方そのものにも疑問を持つことが大事。
3)コスト削減の対象は食材だけではない。食器の大きさや形状も含めて 考えることが重要。
4)他の商品(店舗)では歩留まりになってしまう余った食材も、別の商品では 美味しい食材に変わってしまうこともある。
5)料理は勿論のこと、ターゲットとなるお客様の年齢層に、また来たい! と思わせる仕組みづくりが大切。
この考え方は、自社の経営にも相通じる点が多数含まれていますし、 そう考えると、自分自身にも、自社にも、それぞれたくさんの「のびしろ」が あると改めて実感できますね。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
追伸①映画「ROOKIES~卒業~」を見てきました。
マンガの原作に出会ってから、かれこれ5年以上経つと思いますが、 ドラマ版もよかったですし、この映画も最高でしたね。
映画を通して、改めて自分自身の夢について、じっくり考える きっかけをもらえる素晴らしい映画でした。まだご覧になられてない 方は、是非、映画館に足を運んでみて下さい!
追伸②ジャマイカン体験記
先月で、当社を無事卒業(退社)した元スタッフが、現在、アフリカのジャマイカ で現地の子供たちに体操を教える活動(いわゆる青年海外協力隊)に参加のため、 単身でジャマイカを訪れ、忙しい日々を送っているようです。
滞在期間は約1ケ月とのことでしたが、少しでもたくさんのことを学んで 無事、帰国して欲しいですね。
ブログタイトルは「ジャマイカン体験記」だそうです。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
●web財務ドットコム
インターネットを活用して、WEBで月次財務コンサルティングが 受けられるサービス
web財務ドットコムはこちら