a-works株式会社 代表取締役 野山 大彰 様
「会社をさらに成長させるために、
財務戦略を引っ張ってくれる、それが森岡先生です。」
「売れているのにお金が無い…。」いわゆる「資金繰りの壁」・「会社成長の壁」にぶつかっていたa-works株式会社は、わずか1年で銀行に「優良企業」の太鼓判を押され、採用など「本来やりたかったこと」に投資できるようになった。変化のきっかけとなった「財務マネジメント」の取り組みと効果を、社長の野山さんにうかがった。
利用プラン | スタンダードプラン(毎月1回の来社相談・チャットワークによる財務相談) |
---|---|
利用のスタンス |
|
インタビュー時期 | コンサルティング開始から21ヶ月目 |
「圧倒的な結果が出る!」と通販業界で有名な、CPA広告企画・運用会社
「a-works株式会社」はアフィリエイト専門の広告代理店。通販会社が主な顧客で、彼らのインターネット広告(CPA広告)を企画・運用している。「圧倒的な広告成果を出すこと」は通販業界では有名で、中には年間1億円の広告費の運用を依頼している会社もある。
同社は「日本屈指のスーパーアフィリエイター野山大彰さんの個人会社」として始まった。その後、「極めて高い販売力」が話題になり通販会社から集客相談が舞い込むようになる。「B to B」ビジネスに舵を切り、取引は順調に伸びていた。しかし、企業間取引では報酬を受け取る前に支払う経費も多く、売掛金の回収も2ヶ月後、3ヶ月後が当たり前。会社の成長期に必ず通る「資金繰りの壁」「会社成長の壁」にぶつかっていた。
「仕事をしているわりにお金が無い!」資金繰りの壁に直面
2014年ごろ、会社は成り立っているものの経理はぐちゃぐちゃの状態でした。その月が儲かっているのか分かりませんでした。売上げは伸びているものの支払いも多くなり、いつも資金繰りに追われていました。Excelで支払いシミュレーションをしたり、銀行残高を確認する毎日でした。自転車操業です。そんな時、予想をはるかに超える税金の支払いが必要と分かりました。ヤバイと。窮地に立っていた私は、「経理を見える化をしよう!」と必死になりました。
このことをチャットワークアカデミーの加藤社長に相談すると 森岡先生を紹介してくれました。すぐに会いに行き、厳しい指導が始まりました。
学習机とパソコン1台で起業し、日本屈指のアフィリエイターに登りつめた野山さん。社員を雇い「BtoBビジネス」に乗り出したところ、会社成長の壁に直面した。
財務諸表の整備からはじめ、会社のお金の基本的な考え方を身につけた
まずは、財務諸表を見れば会社の状態がいつでも分かるようにしました。それまでは現金主義(入出金時に計上)で会計処理をしていたので「その月が黒字なのか赤字なのか」分かりませんでした。これを発生主義(売掛や買掛が発生した時点で計上)に改め、月々支払う経費を1年分もらさず記述しました。財務諸表はとても綺麗になり、1年後には銀行に「優秀な会社」と言ってもらえるまでに整備できました。
並行して「会社のお金の基本的な考え方」を学びました。昔は若いこともあって散財することも多く、 「赤字決算でいいよね!」という感覚もありました。もはや「公私混同くん」です。これでは企業は成長しないということは、今ならよく分かります。とりわけ「経費の使い方」では厳しい指導を受けました。森岡先生は「ダメなものはダメ!」と言い切ります。いい意味での厳格性に触れ、財務スキルが身についた結果、安定した経営ができるようになりました。
現在は、綺麗になった帳簿を見ながら「会社をより成長させるための施策」を相談しています。
- 採用相談
- 今期の投資先
- ビジネスモデルについて
- 会社にお金を残す方法
- 融資を得て有効活用する方法
- 債権回収の姿勢(情に流されない態度)
- リスク管理(顧客の分散化など)
- スタッフへの利益還元方法の明確化
- 与信確認体制の構築
- 重要サービスの単価を上げる
会社の成長期に財務マネジメントに出会い、「きちんとした会社」になれた
会社が成長するタイミングに、同軸で財務面を考えていけたことで、うまく成長の波に乗れたと感じています。おかげで「個人商店」から「きちんとした会社」になれました。多くの社員も同じように感じていますし、この変化には私が一番驚いています。
キャッシュアウトや支払いの心配は全て無くなりました。毎日のように銀行口座を見ていましたが、十分にキャッシュがあるのでもう1年以上も口座は見ていません。「心配がなくなった」というのがいちばん心情に合っています。
当社はマーケティングが強いことが一番の取引要因ですが、大手さんとの取引には与信も大切です。決算書を毎年提出するお客様もあるので、財務がきちんとしていることは取引に良い影響があります。
売上げの波は良い時も悪い時もあります。財務が安全であれば、どんな時期でも適切なマーケティング施策を、余裕を持って提供できるようになります。それが今きれいに回っています。
私の経営感度が上がり、財務戦略と営業戦略を両輪で動かせるようになりました。ビジョンもぶれることなく追求できます。これからはもっと企業成長ができると感じていますし、頑張っていきたいと思います。ワクワクしています。
財務マネジメントのおかげで2014年の夏からは毎月黒字。依頼時の年商は3億円台で、翌年は9億円台に成長、今期は年商16億円を目指している。
「やりたい」で終わっていたことに投資できるようになりました。一番は「人」への投資です。当社は知的生産がメインなので良い人を採用したいのですが、そういう人は売り手市場です。だから「ここにいたい!」と言われる会社になろうとしており、2016年のはじめには「会社のブランディング」や「オフィス移転」を行いました。良い人に投資できるのはとても大きく、転職サイトからの応募は他社よりもかなり高い数字を記録しました。どの施策も数千万円単位の予算でしたが、安心して投じられるようになりました。
森岡先生の本当の仕事は「会社を成長させるための財務戦略を引っ張ってくれること」
「会計面の乱れを直す人」が森岡先生ではないと思っています。先生の本当の仕事は「健全な企業をさらに成長させるための財務戦略を引っ張ってくれる」ことで、私がありがたいと思っているところです。「あぁ成長した!」という実感が、とてもとてもあります。
また、森岡先生には客観性、厳格性、優しさがあります。自身が儲けようという気はなく、うちのことを本当に考えてくれていることが分かります。当社のCFO(財務最高責任者)のポジションを担ってもらっている感覚です。
もう水平線より低い土下座ですよ! 社運をかけてついていきたいと思っています。
「うまく売れるようになった!」と思ったら財務ステージへ!
会社の成長にはステップがあります。それは春夏秋冬で「今年はちょっと調子が良いから夏はやめておこう!」といったことが無いのと同じで、順序は絶対的です。ステップ1は営業がしっかりしていることです。もし売上げが足りないのであれば、ここを徹底したほうがいいです。ステップ2は財務です。財務を学び、会社のお金をきちんと使えるようになってください。ステップ3は人事です。
ある程度うまく売れるようになり、次は財務というところに来た方にとって森岡先生はスーパー頼りになります。「これは自分のことだ!」と思った方は一度ご相談してください。本気で取り組めば、会社は3ヶ月で絶対に変わります。
あとは良くなる一方です!
財務マネジメントの導入効果 まとめ
所在地:〒550-0004 大阪市西区靱本町1-12-6 マツモト産業ビル7階
代表取締役:野山 大彰
従業員数:32名(2015年12月現在)
ビフォー |
|
---|---|
アフター |
|
ポイント |
|